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WORK 〉絡繰り音楽隊

色音階ライオン #1
“ Color wheel-Lion #1”
2019, Oil on Canvas, 455×455 mm
画家の奏でるメロディは、色音階ライオンの口から吹き出されると、色の塊に変化して白亜地のキャンバスへ向かっていく。
2019, Oil on Canvas, 455×455 mm
画家の奏でるメロディは、色音階ライオンの口から吹き出されると、色の塊に変化して白亜地のキャンバスへ向かっていく。

色音階ライオンとピアノ

色音階変換装置の試作品
“ Color wheel converter ”Prototype
2018, Acrylic on Wood, 120×220 mm
(C)Takeru Niizato
色相環と音階の相互変換装置。
色音階ライオンのたて髪に12色相環、頭部には12音階記号を配置。
それぞれを回転させて位置を合わすと、色と音を相互変換することができる。
白黒部分で音のキーを設定できる。
2018, Acrylic on Wood, 120×220 mm
(C)Takeru Niizato
色相環と音階の相互変換装置。
色音階ライオンのたて髪に12色相環、頭部には12音階記号を配置。
それぞれを回転させて位置を合わすと、色と音を相互変換することができる。
白黒部分で音のキーを設定できる。

色音階のしくみ
“ Diatonic Color wheel ”
2018, (C)Takeru Niizato
”色音階”とは、半音階と色相環を並べて重ねた際に、指定した音階と同じ順序で重なる色の並びのことである。
上の図は、平均律12半音階環と12色相環を組み合わせたもの。音階記号はディグリーネーム表記によるダイアトニックスケール。
物理色相環と心理補色色相環を組み合わせ、絵画制作に適したものに改良した。また、縦軸において明度を7段階に分け、ペール系からダーク系の色にも対応できるようにした。
絵から音楽を作る>
基本的には、一枚の絵が一つの和音になっていて、関連性のある絵が何枚か連なると曲になわけである。音楽に合わせて複数の画像が連なるミュージックビデオの構成と似ている。
しかし、油絵の場合、動画や絵本などと違って一枚完結型なので、たった一つの静止画の中で一曲を完成させる必要がある。
そのためにはまず、絵の中から複数の色を拾って音階を導き出すところからはじめる。色音階ライオンを使って絵の主役部分の色を音階の根音(ルート、音階の1番目の音)に合わせ、絵の中の色ごとにそれぞれ適合する音を拾っていく。
次に、絵の中の色に従ってできた音階の中から和音を抽出し、絵の構成や雰囲気に従ってメロディを作り、構図や筆致を見ながらリズムをイメージしていく。
音楽をもとに絵を描く>
音楽をもとにして絵を描く場合は、音階と和音が既に決まっているので、それに従って図表の中から色音階を拾っていく。
ジャズなど複雑なコードを多用するジャンルでは、色彩もより複雑になる傾向がある。
明度や彩度の違う色について>
茶色系やグレイッシュ系などくすんだ色、淡い色や派手な色の違いはどう解釈するか。
明るい色になると音程が高くなり、暗い色になると音程が低くなる。
彩度が高くなる程、音としての印象も強くなるので、コードトーンに対する影響力が強くなる。逆に彩度が下がれば音としての効力が弱くなる。
白と黒ついて>
色が白や黒などの無彩色に近づくにつれ色としての性質は薄れていく。
色を音に置き換えて考えた場合でも、音階中の音としての性質が薄れていくので、代わりにリズムを強く感じるようになる。
一見純粋な白や黒に見えても、赤みがかっている、青みがかっているなど色味があるので、色相環中で分類することができる。絵に対してどのくらい色としての性質が作用しているかは、色味の強弱を見て判断することができる。
コード進行と視覚誘導について>
制作中
色音階と色和音のチャート>
制作中
用語集>
物理色相環=光の三原色、色材の三原色を組み合わせた色相環。
PCCS色相環=心理補色色相環をもとにした色相環。
心理補色=
音階環=音階を円形上に並べたもの
平均律音階=
スケール=音階
ダイアトニックスケール=7音構成の全音階
クロマティックスケール=12音構成の半音階
コード=和音
モード=旋法。音階をどの音から弾き始めるかにより、旋法の種類が変わり、音階の雰囲気が変わる。
ディグリーネーム=音階の度数表記名
2018, (C)Takeru Niizato
”色音階”とは、半音階と色相環を並べて重ねた際に、指定した音階と同じ順序で重なる色の並びのことである。
上の図は、平均律12半音階環と12色相環を組み合わせたもの。音階記号はディグリーネーム表記によるダイアトニックスケール。
物理色相環と心理補色色相環を組み合わせ、絵画制作に適したものに改良した。また、縦軸において明度を7段階に分け、ペール系からダーク系の色にも対応できるようにした。
絵から音楽を作る>
基本的には、一枚の絵が一つの和音になっていて、関連性のある絵が何枚か連なると曲になわけである。音楽に合わせて複数の画像が連なるミュージックビデオの構成と似ている。
しかし、油絵の場合、動画や絵本などと違って一枚完結型なので、たった一つの静止画の中で一曲を完成させる必要がある。
そのためにはまず、絵の中から複数の色を拾って音階を導き出すところからはじめる。色音階ライオンを使って絵の主役部分の色を音階の根音(ルート、音階の1番目の音)に合わせ、絵の中の色ごとにそれぞれ適合する音を拾っていく。
次に、絵の中の色に従ってできた音階の中から和音を抽出し、絵の構成や雰囲気に従ってメロディを作り、構図や筆致を見ながらリズムをイメージしていく。
音楽をもとに絵を描く>
音楽をもとにして絵を描く場合は、音階と和音が既に決まっているので、それに従って図表の中から色音階を拾っていく。
ジャズなど複雑なコードを多用するジャンルでは、色彩もより複雑になる傾向がある。
明度や彩度の違う色について>
茶色系やグレイッシュ系などくすんだ色、淡い色や派手な色の違いはどう解釈するか。
明るい色になると音程が高くなり、暗い色になると音程が低くなる。
彩度が高くなる程、音としての印象も強くなるので、コードトーンに対する影響力が強くなる。逆に彩度が下がれば音としての効力が弱くなる。
白と黒ついて>
色が白や黒などの無彩色に近づくにつれ色としての性質は薄れていく。
色を音に置き換えて考えた場合でも、音階中の音としての性質が薄れていくので、代わりにリズムを強く感じるようになる。
一見純粋な白や黒に見えても、赤みがかっている、青みがかっているなど色味があるので、色相環中で分類することができる。絵に対してどのくらい色としての性質が作用しているかは、色味の強弱を見て判断することができる。
コード進行と視覚誘導について>
制作中
色音階と色和音のチャート>
制作中
用語集>
物理色相環=光の三原色、色材の三原色を組み合わせた色相環。
PCCS色相環=心理補色色相環をもとにした色相環。
心理補色=
音階環=音階を円形上に並べたもの
平均律音階=
スケール=音階
ダイアトニックスケール=7音構成の全音階
クロマティックスケール=12音構成の半音階
コード=和音
モード=旋法。音階をどの音から弾き始めるかにより、旋法の種類が変わり、音階の雰囲気が変わる。
ディグリーネーム=音階の度数表記名
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