Other / オーダーメイド

WORK 〉Other / オーダーメイド

ブラックホールおじさん

“ Uncle Black Hole ”
2022, Oil on Canvas, 180×140 mm

NORRE PORT

" Norre Port "
2012, Aclic on Panel, 594×420

色音階ライオンⅣ「ラドミソの池」

Color wheel lion No,Ⅳ " La Do Mi Sol - Lake ”
2020, Oil on Canvas, 809×606 mm

ドミソラの森からラドミソの池を覗き込む一匹の”色音階ライオン”。

水面に映る世界は、なぜ色が反転して見えるのだろうか。

水の中のにいる分身は何を考えているのだろうか。

静かに動く深い池の底にはいったい何があるのだろうか。

■色音階
この絵は、ドミソラ＝（コードネームCM6）という長和音と関連する音階を色に置き換えて構成しています。ド＝赤、ミ＝黄緑、ソ＝シアン、ラ＝青紫の四色を主に使って描きました。
水面に映る世界は、CM6（ドミソラ）と同じ構成音の代理コードAm7（ラドミソ）であり、使う音が全く同じであっても、使い方によっては短和音（マイナー）の響きになります。

■音階と色の変換表
音名（英）　色名　（英）

ド　　C 　≒　赤　　レッド
レ　　D 　≒　黄橙　イエローオレンジ
ミ　　E 　≒　黄緑　イエローグリーン
ファ　F 　≒　緑　　グリーン
ソ　　G 　≒　緑青　シアン
ラ　　A 　≒　青紫　ヴァイオレット
シ　　B 　≒　赤紫　マゼンタ

■黄金比
この絵の構図は、黄金比に基づいて構成しました。縦横比1.618：１キャンバスの画面を黄金比分割し、それに合わせて配置をしました。ライオンの視線が黄金比分割点に向かっていて、ドミソラの森からラドミソの池へ流れが行くようにしました。

色音階ライオンの図

“ Color wheel-Lion Basic ”
2018, Oil on Canvas, 606×500 mm

この絵は色音階に従って描いたもので、ダイアトニックスケール（ドレミファソラシドという響きの基本的な音階）を色に置き換えて表現している。

ライオンの赤鼻＝レッド、ライオンの体＝イエローオーカー、草原＝イエローグリーン、樹木＝グリーン、空＝シアン、雲の影＝バイオレット、トイピアノ＝ダークマゼンタ。これら７色がドレミファソラシドという色の音階になっている。

絵の中で印象深い色はレッド、イエローグリーン、シアン、イエローオーカーの四色で、音に置き換えるとドミソレという四和音（C,D,E,G＝コードネーム Cadd9）になる。この和音とドレミファソラシドの音階を基準にして音楽を構築していくことができる。

ライオンのたてがみは色相環になっていて、この色のグラデーションを器楽の奏法で例えると、グリッサンッドのイメージ。

この絵から発生する主な和音は、Cadd9、Dm、Em、F、Gadd9、Am、Bm(♭5) など。これらの和音を使用してコード進行を構成してみると…

イオニアンモードによるコードアレンジ＞
| Cadd9 F G C|

ドリアンモードによるコードアレンジ＞
| Dm / Cadd9 / | ./. | Dm GonC C / | ./. | ./. | F G / C |